平日の朝
家族の中で一番最初に起きて、坊ちゃんのおむつを変えたりお着替えさせ、
朝食とお弁当の準備をしながら、坊ちゃんをあやし、
出来たてほやほやの朝食を坊ちゃんに食べさせて、お腹いっぱいになって走り回る坊ちゃんの隙を見てお弁当を完成させ、
自分と妻の分のコーヒーを淹れながら、立ったまま朝ごはんを食べて、
食器を洗って洗濯物を畳んで、坊ちゃんの相手をしながらなかなか起きない妻を起こして(重労働)、
保育園の用意しつつゴミをまとめて、自分の準備をばばばと済ませていざ出発、というのを我が家の夫は毎日やってくれます。
もう本当に感服という感じで、我が家夫なしにはまわりません。
とても効率的に要領よく朝の多忙な時間を過ごしている夫ですが、坊ちゃんが生まれてしばらくはこんな感じではありませんでした。
育休中の生活
育休中の私が、家の仕事は私の仕事!と息巻きながら仕事が忙しかった夫に家のことはほとんどさせないようにしていました。
というか、今まで働いて給料を得ていたのに、収入が激減したのだから
家事くらいは完ぺきにしなきゃと思っていたのだと思います。
周りの専業主婦の友達はみんな家事育児をきっちりこなしているし・・と、【そういうものだ】と思っていたのです。
でも私はもともと働いて収入を得て自分の好きなものを買うのが好きだったので、ずっと家にいて夫の稼いできたお金で自分のものを買ったりすることになぜか申し訳なさを感じました。
今思えば、家の事だけをして収入がない状態を引け目に感じていたんだと思います。
だからこそ、家事は自分がやる、育児も自分でやる、と鼻息荒く取り組んでいたのに
ちょっとずつ体重が増えて重たくなってきた坊ちゃんを抱えて複数の保育園の見学をしたり
家事と育児に没頭しすぎてトイレに行くタイミングを逃しひどい便秘になったり(こんな話すいません)
自分だけが家の中で慌てふためいている状況に「なんで夫は助けてくれないんだろう」という思いをふつふつと募らせていきました。
頼らなかったのは自分なのに。辛いと言わなかったのも自分なのに。
夫に嫌味を言ったり、時々ブチ切れたり、嫌な感じだったと思います。
そんな風に、歪であってもなんとか毎日を過ごし、私の復職とコロナでの自粛が訪れます。
これが我が家のブレイクスルーでした。
育休が明け、復職してから
在宅を導入していた夫は家にいる時間が長くなり、私も仕事を再開し物理的に時間が足りなくなりました。
そんな妻をみて、夫はどれも自分の仕事でもあるというふうに捉えて色々と率先してやってくれるようになりました。
最初は私も「私がやったほうが早くて上手い」とたかをくくっていましたが、お任せしてみたら、夫の成長スピードは想像より遥かに早くて、今となっては夫の方がこれ向いてる、という家事も大変増えました。
そうして、(口を出したいところはあっても、自分の中で勇気をもって)任せたり、お願いしたりしていたら、
いつのまにか夫は先述の通り、素晴らしく家事育児をこなせるようになっていました。
坊ちゃんもどんどんパパに懐くようになりました。
以前はママじゃなきゃ嫌だ!というのも多かったのですが、今では朝起きてパパを探して、まずパパを起こして、パパが見当たらなければ泣いたりします。
お家でお仕事をしているパパを待っているときに「パパまだかな?」「パパに見せる!」とパパの話題をたくさん出すようにもなりました。
(パパが帰宅して安心したら「パパあっち!」とドアの外に出そうとするツンデレもほぼ毎日発動してますが)
私が一人で家事育児を行っていた時より、二人三脚で家事育児をこなすようになってから、家族仲はぐんとよくなりました。
私は今のほうが幸せだなと感じています。
やっぱり、シェアって大切だなあと思いました。
おしまい。
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